若い時の時間

ギャンブルで生活ができるということが知れたのは良かったのかもしれない。
現在では全くやっていないが、一時期ギャンブルをやってお金を稼いでいた。
ギャンブルという言葉は聞こえが悪いが、公営ギャンブルというものは国で運営しているので、そう考えるとおかしなものではないのかもしれない。

とはいえ、それで自分の人生をダメにして来た人は多く存在するだろうから、ここでもギャンブルを薦めるようなことは一切しない。
ただ、経験談として書こうと思う。

当時はそのギャンブルは勝てると言われていたし、若者の多くは勝ち方を知っていて、小金持ちになっている友達が羨ましかった。
当然私もやってみようと思い、友達から方法を聞いたが、負けた。

すごい早さで無くなっていくお金にちょっと笑ってしまったくらいだった。
そして、全然楽しいとは思わなかった。

勝ち方を知っていても、必ず勝てるというわけではなく、負けたり勝ったりしながら少しずつお金を増やしていくというのがギャンブルでお金を増やす方法だ。
公営ギャンブルもそれ以外でもきちんと確率を理解して、自分の興奮や期待感を抑え、冷静にお金を入れることができる人間ならば勝つことができるだろう。
というより、それができなければ勝つことはできないと思った方がいい。

たまたま大勝ちすることもあるが、何度も続かない。
継続して勝つためにはギャンブルをきちんと理解することと、気持ちを強く持つことは必須だ。

私はお金が増えていった日々を懐かしく思うし、あのような経験が人生の内にあってもよかったかなと今では思うが、若いうちの時間というのは本当に貴重だから、少しお金を得られるということより、もっと違うことに時間を使ってほしいと思う。

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