居酒屋のアルバイトの思い出

学生のころ居酒屋でバイトをしていた。
居酒屋というのは大抵深夜まで営業しているので、人員も深夜まで必要である。
私はどちらかというとアルバイト稼業に本腰を入れていなかったので、基本的には深夜まで働かずに、日をまたぐまえにそそくさと帰っていたが、それでもごくごく、ごくごく稀には深夜バイトもした。

深夜というのは、都心の本当の繁華街でこそ忙しいけれども、郊外であれば皆帰宅するので、意外に客数は少ない。
本当に時々メニューをとりに行って、出たお料理を運んで、空いた皿を下げてくる。
それでもすぐラストオーダーになるので、そうするともうほぼやることはない。
あまりにする仕事もないから、賄いをゆっくり食べることが出来る。

この賄いというのがとても魅力的である。
材料の余りを使ってキッチンの人がこしらえてくれるのだが、メニューにないあり合わせなので、日によって違う。
豪華な海鮮茶漬けのこともあるし、から揚げの残りとかのこともある。
まあ大抵はどんぶりものである。

それを手のあいた人から順番に一つのテーブルで食べるというのは、なんだか共同生活みたいでちょっと面白いものだ。
言ってもみんな忙しい時間を経て今に至るわけで、至極へとへとなので口数は少ないが。
それでもめったにない深夜バイトの日には、この賄いが楽しみであった。

それから、ドリンク場のところで、こっそり自分調合のスペシャルドリンク(ジンジャーエールとサワーに使うりんごシロップみたいのノンアルコール)をつくって飲むこともできた。
むろん、本来は禁止である。
ばれたら金を取られたろうが、果たして店長は本当に知らなかったのだろうか。
何となく知っていて知らないふりをしてくれていたような気も、しないでもない。
とにかく、昔のアルバイトというのはよい思い出である。

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