電車に遅れる
電車に乗り遅れるということは昔はあまりなかったが、最近ではしょっちゅうだ。
若いうちは思いっきり走って汗だくになっても平気だったが、今ではその状態を嫌うし、遅れることの言い訳もうまくなったのかもしれない。
電車に何十分も乗るということはよくあるので、1時間前には駅に着いていたいが、なかなか早くに家から出ることはできない。
そういう性格なのだろう。
もう今から直すには何か大きなきっかけが必要な気がする。
だから、いつもギリギリになったり、逃してしまったりするのだが、一本遅れた電車に乗りながらもまだ希望を捨てていない時がある。
乗り換えがあるからだ。
乗り換え時間は多めに見積もっている場合があるし、走って行けば一本早い乗り換え電車に乗る事もできることがある。
たまに、電車が時間を調整するためか予定より早く着く事もある。
稀だが、これによって時間に間に合ったこともあり、助かった。
あとは、最悪な考え方だが、もっと大幅に遅れてしまえば自分の遅れは関係なくなるだろうと思ったりもする。
当たり前だが、子供の頃から明日の準備をしなさいと言われていたことは本当に大切で、きちんと準備をしていれば朝にバタバタせずに早めに家を出ることができるというのを今更実感している。
ただ、親にきつく言われたからできるというものではないということも思っている。
テレビで大物司会者も言っていたが、きつくすればそれに反発するし、弱めれば自分からやるようになるということも子育てには基本としてあるようだ。
自分の親の育て方に全く文句はないし、感謝もしているが、自分に子供ができた時はその辺りを考えてみようと思っている。
上京して一番びっくりした満員電車
高校を卒業したあと、進学のため親元を離れて上京しました。
それまでは田んぼと山に囲まれた田舎でのほほんと暮らしていたので、東京に出てみてびっくりしたことがたくさんありました。
一番驚いたのは、何と言っても満員電車です。
今まで一両編成のワンマン電車(開閉ボタンが手動式)にしか乗ったことがなかったので、特に通勤ラッシュ時の満員電車には本当にびっくりしました。
文字通りぎゅうぎゅうで、こんなに人が入るの!?って感じでしたね。
しかも、1時間に1本あればいい方の田舎と違ってすぐ次の電車が来るというのに、どんなにぎゅうぎゅうでも無理矢理乗ろうとする東京人。
何をそんなに生き急いでいるのかと疑問に思ったことを覚えています。
でも、短大を卒業してそのまま東京で就職した私は、もうたいていのことでは動じなくなってしまいました。
人って、否が応にも慣れるものなんですね。
満員電車もすっかり慣れてしまって、来た電車がどんなにぎゅうぎゅうでも無理矢理乗りました。
次の電車、すぐ来るんですけどね。1分2分のロスがすごくもったいなく思えてしまう。
たぶん、東京って時間の流れが田舎と違うんだと思います。
せわしなく時間が流れるというか・・・。
都会の人って、みんなものすごい歩くの早いですよね。
人の歩く速度がその土地の時間の流れを表しているんだなぁとつくづく思いました。
今は、地元よりは都会で、東京よりは田舎で暮らしています。
人の歩く速度も、時間の流れも、ちょうどいいくらいです。
今住んでいるところが、自分に合っている場所なのかもしれません。