忘れられない懐かしい木の香り

忘れられないあの場所に、あまり大きくない木が一本ありました。
玄関を出るとすぐにその木があって、なんとも言えない甘くて魅力的な香りがいつもしてきます。
木にはたくさんの花がありました。

たぶん、日本では経験したことがない甘くとろけるような不思議な香りです。
私は、習いたての言葉でその木が何という名前なのか訊いてみました。
すると丁寧に教えてくれました。
確か、海という漢字が付いていたと思います。
あまり草木や香りに興味のない私でしたが、その時だけは違いました。
宿舎に帰る度に、この木が甘い香りでお出迎え。
温かい日差しの中で、いつも静かに情熱的に迎えてくれました。
帰国してから、あの木の香りが恋しくなってどうしても欲しくなりました。
出来ることなら、自宅の庭に植えたいとも思います。
しかし、あの木の名前はもうはっきりと覚えてはいません。
それに、あの香りをかぐことも二度とありませんでした。
だからこそ、余計に懐かしく恋しくなるのです。
思い出の中に、いつも住んでいる人達とあの木の香り。
いつかまた、もう一度あの場所に足を運んでみたいと思います。
その時は、子供も連れて行きましょう。
そして、かつてお母さんも夢を追い求め海を越えたことがあったのだと話してあげたいと思います。
子供もいつか自分の道を見つけて歩み出す。
同じように、忘れられない場所を見つけ一つ一つ踏みしめながら歩いて行くことでしょう。
人生は、あっという間に過ぎて行くのです。
くれぐれも後悔のないよう、後悔させないよう育てて行きたいと思っています。

夏の海はダイビングに最適
アットホームなダイビングショップ
お客様の不安を出来る限り取り除きリクエストを最大限叶えたい八重山ダイビング協会加盟店
www.blue-water-divers.jp/
関連:www.marie-de-mazet.com

«
»