外国語
昔から外国語に興味がありました。
学校で習ったり、自分で勉強してみようと取り組んだのは、
英語のほか、フランス語、韓国語、ロシア語など。
ただ、何一つモノになった言葉はありません。
一時期真面目に取り組んでいても、なかなか身につきませんでした。
英語は小学生の頃から習い始めました。
近くに、元キャビンアテンダントの方が開いた英語教室があり、
友人たちと一緒に通っていました。
中学、高校でも、英語は得意教科でした。
文法も単語もきちんと勉強しましたし、テストの点数もよかったです。
ただこのころから、語学に関する私の弱点がすでに見えていたような気がします。
高校のとき、ESSに入っていたことがありました。
外国人学生と交流する機会があったのですが、
私はほとんど話しかけることができませんでした。
英語が得意なだけに、
間違えることに対する抵抗感がかなりありました。
目の前の外国人の方たちを前に、頭の中で文法ばかりが回っていました。
結局私がそのとき話した会話は
「日本語を勉強するのは難しいですか?」「はい、難しいです。」
という、教科書の例文のようなものでした。
結局ESSはすぐにやめてしまいました。
今ではよく分かりますが、
外国語で大切なのは、文法やテストでよい点をとることではありません。
その言葉を使って「何をしたいか」です。
当時の私は伝達の手段としての外国語の存在は好きでしたが、
外国の人や暮らしに対する好奇心がなかったのです。
心から相手に聞いてみたいことがあれば、
言葉が不十分でも何か伝えようとします。
ジェスチャーあり、表情ありで挑めば伝わるところはあるでしょう。
私に足りなかったのは、そういうところだなぁ、と思いつつ、
また何か勉強したいと考える今日この頃です。