ハンバーガーと私
私はよくハンバーガーチェーン店に行く。
システム化されていて入りやすいからだ。
訪れる町には大体あって、気軽に安く入れるところも便利だ。
子供の頃はあまり親に連れて行ってもらってなかったから、注文のシステムに慣れるまでは緊張したが、今では日常的に利用している。
実はこれを書いている今も騒がしい店内のレジのある1階席にいるのだが、客が途切れることがなく、その人気が伺える。
味は特においしいというわけではないし、最近では「安い」というイメージから大分離れた値段になってしまった。
それでも、100円で買えるものはあるし、クーポンを使って上手に利用しているお客さんも多い。
ある程度都会だと、高校生が学校帰りに集まる場所の1つという認識でいいだろう。
私は田舎に住んでいたので、町にハンバーガーチェーン店はなかったし、学校帰りにたまり場となっているような場所も特になかったように思う。
東京には24時間営業のお店もあって、明日までにやらなければというものがある場合は徹夜して使わせてもらっていた。
そんなに多くはないのだが、電源を提供している店舗もあり、外にノートパソコンや無線LAN端末などを持ち歩く人間にとってはとてもありがたい。
徹夜する時の多くはそういう店舗を携帯電話で検索して訪れていた。
少し前はコーヒーのおかわりも自由にできた。
だから、100円あれば一晩コーヒー飲み放題、電気使い放題で作業ができ、多いに助かった。
今ではコーヒーのおかわりはできなくなってしまったが、時を同じくして私の身体も変化し、コーヒーを飲むと腹痛を引き起こすようになってしまったから未だ第一選択肢として残っている。