遅刻の言い訳

先日芸能ニュースで、ある若手俳優が出演舞台の時間に劇場に現れず、公演が中止になってしまったと報道されていた。
電話も繋がらず、家に訪問してもいないことから、事件に巻き込まれた可能性があるとして、警察も家に訪問したそうだ。
しかし、実は単なる寝坊だったとその後報道された。

昼公演は13時から、夜公演は19時から上演される舞台で、平日であろうと昼公演があったり、一日二回公演があったりと、変則的なスケジュールが組まれていたため、把握できておらず、その日は夜公演だと思い込みぐっすり眠っていたことが事の顛末だったようだ。

あまりにも関係者が電話を何度もかけたため充電が切れてしまい、余計に連絡が遅れたようだ。
このニュースを見たときに、血の気が引く思いをした。
社会人なら誰しもゾッとすることだと思う。

目が覚めると、とっくに始業時間が過ぎている、という大遅刻ほど怖い物はない。
私は何でも早めに行動しなければ気が済まないため、大遅刻をした経験は一度もない。
仕事場に早めについて、ゆったりしておきたいので、そのための早起きは苦じゃない。
しかし、大遅刻の夢は数え切れないほど見ている。

明日は7時集合だ、7時、7時、と頭の中で唱えながら眠りに就くからか、夢の中でも7時というキーワードが出てくる。
電車がホーム入ってきたのにドアが開かないとか、走りたいのに足が進まないとか、遅刻したことを詫びたいのに上司が口も聞いてくれないとか、こういった遅刻関連の夢をよく見る。

しっかりと眠れていないということで、きちんと目覚ましの時間に目覚めてもドッと疲れている。
そういえば遅刻の夢みたなぁ、電車が遅れるかもしれない!と早めに家を出る教訓になっている。
遅刻してしまった俳優さんは、消えたい思いだと会見で話したそうだが、同じように大遅刻をしてしまったら、私もきっとそう思うに違いない。

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