鈍い私が結婚を破棄した浮気症の彼

初めて彼の家に行った時、彼が「この人と結婚しようと思っているんだ」と私を紹介してくれました。
私はすごく嬉しくて、今でもこの時を覚えています。
それでも、私はこの彼と結婚する前に別れてしまいました。

今思えば、私が我慢すればよかったのかな、と言うことがいくつかあります。
その反面、結婚してもうまくはいかなかっただろうと思う自分もいます。
早く言えば、彼は浮気症だったのです。
私は全くにぶい女で、彼にほかにも何人か彼女がいたことに結婚間近まで気がつかなかったのです。
そして、彼はそんな私を選んで結婚しようと思っていたのなら…やはり婚姻後も浮気し続けたのかもしれません。
それを狙って私を妻にしようと思ったかもしれません。
でも、両親へのあいさつも済み、結婚式場を回り始めたころにおかしいと気付いた私。
結婚情報誌を見ながら、彼が「式のこのシーンではあの時に映画で観たこの曲を使いたい!」と言ったのが始まりでした。
だって、私はその映画を見たことすらないのです。
でも、彼は私にさらにこう言ったのです。
「あの旅行の帰り道だよ!覚えてないの?」
覚えていないのはあなたの方ですと今の私なら言い返したのでしょうが、あの時の私はそこまで自信満々に言う彼に呆然としてしまいました。
その話を親友にしたら、彼が浮気しているんじゃないの?と言われ、私はやってはいけないことをしてしまいました。
彼の共通の友人にかまをかけたのです。
「私見かけたんだけど…」と女性の存在を言ってみたら、彼の親友は私に浮気を教えてくれました。
その後、彼と別れ、彼はその時に付き合っていた女性と結婚するそうですが、今度こそ一途な男性に変わって欲しいなと願っています。

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