100年カレンダー
年末から使っているスケジュール帳の1ページ目には、2012年から2014年までのカレンダーが小さな文字で書かれている。
2014年がやってくると考えると今年やらなくてはいけないことがまだまだ片付いていないな〜と実感する。
以前、とある会社の社長さんが、社長室に毎年100年カレンダーを貼っていると、本で読んだ。
100年カレンダーは、今年から100年後のカレンダーがびっしりと書かれてあるもの。
これがあれば一生カレンダーを買わなくても今日が何曜日なのか分かるが、社長さんは今年が一年目として毎年初心に帰る思いで張り替えるそうだ。
このカレンダーのどこかに自分の命日がすでに書かれていると感じることで、生きている時間は短いのだから、今の業績のままで会社を次の代に渡していいのかと気を引き締めるそうだ。
この社長さんのように、仕事に対してのやる気がより一層みなぎる人がいる一方で、100年カレンダーを見ると落ち込んでしまう人もいるそうだ。
やはり、自分の命日がどこかにあると考えるようで、一生の短さや生きていることの無情さ、自分の無力さに苛まれて発狂してしまうんだとか。
私は現在20代後半だが、あと100年は生きられないと思う。
100歳まで生きるとして、あと70年。
これを70年もあると感じるのか、70年しかないと感じるのか。
この違いが、前出の二人の感じ取り方の違いになっているのではないかと思う。
70年もある、と考えた場合は時間をかけてやり遂げられると感じる人もいれば、じゃあまだゆっくりしていようと考える人もいる。
70年しかない、と考えた場合は、ハイスピードで頑張ろう!と考えるのか、じゃあもう無理だな、と考えるのか。
どっちみち捉え方の問題。
残りの時間を言い訳にして頑張らないのは私は嫌だ。
リミットは誰にでもあるのだから、ハイスピードで頑張りたいと思う。